12月の風の強い晴れた日に、網代の朝日山から宇佐美まで旧街道を歩くハイキングをしました。
ハイキングをスタートしてしばらくは舗装された道を進みます。
さすがは熱海。一般のおうちのお庭にも柑橘の木がよく植えられていて、実がついています。
息が上がりながら坂道を登り、ちょっと休憩と振り返ると相模湾やそこに浮かぶ初島を見渡す絶景がありました。
道の分岐には「網代温泉ハイキングコース」の目印があるところも。
住宅街は少しわかりにくい箇所もあるので、Googleマップで確認することもありました。
一時間ほど歩くと、「東浦路(朝善寺道標〜網代峠区間)」という看板が出てきます。
熱海市指定の文化財で江戸時代に整備された旧街道だそう。
車両の通行もないので、のんびりとした自然の中、歴史の面影を感じながら歩くことができました。
ここからは自然の中を歩きます。
風に揺れる木葉のざわめきを木漏れ日がとても気持ちよく、ついつい歩調がゆっくりになります。
旧街道の途中にある「峠の馬頭観音」。
こちらも江戸時代に置かれたもの。
ここでおむすび休憩を取りました。
小鳥たちのさえずりもよく聞こえてきて、ときたま姿を現してくれました。
出会えたのは喉のあたりの黄色が目立つソウシチョウとオレンジ色がきれいなヤマガラ。
しばらく足を止めて、バードウォッチングも楽しめました。
宇佐美の町に出たら、駅までは10分ほど。網代に戻るまでにたまたま見つけた「初代ねもと」さんで手打ちそばをいただきました。
朝日山から宇佐美の町まで、およそ3時間のハイキングコースでした。
電車でアクセスできるのも嬉しいポイント。
ぜひ、歩いてみてください。