年の瀬も迫る12月28日、むすび落語が開催されました。
AJIRO MUSUBIでの初めての落語会の開催に、
江戸で最年少の女流落語家の桂南海(かつらなんしー)さんが来てくださいました。
地元の方を中心に、中にはクラウドファウンディングで応援してくださった遠方の方がはるばる来てくださったりと、大盛況な会となりました。
お若く小柄な南海さんですが、
とても通る声でお話が始まり、その世界の魅力に引き込まれました。
枕でも観客のみなさんの笑い声が上がり、
もちろん落語に入ってからもお客さんの笑いを誘う楽しいお話で、
あっという間の一時間でした。
演目は「つる」と「左右霊」のふたつ。
「つる」は、どうして鶴は鶴という名前なのかということを江戸の物知りの御隠居に教えてもらったちょっと間の抜けた男が町で言い広めようとして失敗する古典落語。
「左右霊」は南海さんの創作落語で、貧乏だけど調子のいい男が、借りている部屋に出る成仏したいのにできない幽霊とのお話。
私は特に左右霊がとても好きでした。
江戸時代の雰囲気もありつつ、現代の要素もあり、ユーモアたっぷりでまた聴きたい!と思うお話でした。
落語会の後には、
コーヒー片手に南海さんとお話する時間も設けることができ、
とてもいい時間となりました。
最後に、来場の皆様へ和菓子「伊豆の踊子」をご協賛くださった菓子舗間瀬さん、
本当にありがとうございました。
初めてのむすび落語は大成功。
また2回、3回と続けていけるといいなと思っています。