7月19日から21日の三日間、網代の人はもちろん、近隣地域や遠くは関西などからも人が集まって、さすが起源が江戸時代に遡ると言われる歴史ある勇壮なお祭りだなと納得の、むしろ想像以上の盛り上がりに驚くほどでした。
初日は町中を曳き廻される山車について歩いて写真を撮ったりお祭りの雰囲気を楽しんだり、
そのうちなぜか一緒に山車を引かせてもらい、
打ち上げの飲み会にも参加させてもらって、
二日目も山車を引かせてもらうことになり、
見るだけじゃない、お祭りに参加する楽しさも初めて経験させてもらいました。
お祭りのメインは二日目の「御下り」と「御上り」という儀式。
御神船「両宮丸」に乗った神さまを海の見えるところまでお連れして、また夕方に神社へお戻しするもので、大きな船をたくさんの若衆がロープで引き、後ろから押し、時にはてこで持ち上げながら町の中を通っていくもの。
なんでぶつからないんだろうと思うような、狭い角もどうにかうまく曲がっていく。
神社に戻る最後の角では、全速力で走りスピードを上げた船が勢いよく見事に曲がりきり、見学している人たちからは大きな拍手が沸き起こりました。
お祭りの熱気が最高潮に達するのは二日目の夕方以降で、
再び町内ごとに山車を出し、夜には大人たちが全力で走って山車を引き回します。
5つの山車が一つの十字路に集結して、その中心で若衆たちが押し合いへしあい。
とにかく熱気と盛り上がりがすごいことだけは、これでもかというくらい伝わってくるのでした。
お祭りにかける情熱がすご過ぎて、
月曜日にはみんな抜け殻みたいになってるんじゃないのかな、と心配になりつつ、
意外とすんなり日常に戻るものなのかなぁ、と思いをめぐらしてみたり。
私はというと、にわか参加なのに、お祭りロスになりそうな予感がしています。
阿治古神社例大祭は毎年7月19日から21日の三日間。
来年はちょうど海の日にぶつかるようで、三連休のようですよ。